とんがり帽子のアトリエ あらすじ紹介と魅力考察!

こんにちは!tsukiです。

今日は、ファンタジー漫画が好きな私がその中でも特に最近楽しみにしている白浜鴎先生の「とんがり帽子のアトリエ」をご紹介したいと思います!

「とんがり帽子のアトリエ」とは?

2016年9月号(7月22日発売)月刊モーニングツー(講談社)にて連載中の王道ファンタジーです。単行本は2019年8月現在で5巻まで発売されています。2018年、「第13回全国書店員が選んだおすすめコミック一般部門1位」に輝き、「面白かった」と回答した書店員が100%になる店舗もあったとか…。また、「このマンガがすごい!2018」オトコ編6位もノミネート!単行本は3巻発売時点で累計100万部を突破するなど圧倒的人気具合が伺えます。

作者の白浜鴎(しらはまかもめ)先生の経歴(作品歴)は?

東京芸術大学デザイン科を卒業後は、フリーのイラストレーターとして「マーベルコミックス」「DCコミックス」「スターウォーズ」などのカバー表紙を担当。漫画家としてはビームコミックス「エニデヴィ」という作品でデビューされています。天使と悪魔が世界の都市を舞台に喧嘩するお話。「とんがり帽子のアトリエ」は2作目のようです。

「とんがり帽子のアトリエ」あらすじ

小さな村の少女、ココはお母さんと二人で暮らしています。昔から魔法使いに憧れを抱き、小さい時は魔法使いになることを夢見ていましたが、魔法使いは魔法の力を持って生まれた限られた人間しかなれません。諦めて母の仕事である仕立て屋の仕事を手伝っていたある日、店を訪れた魔法使い・キーフリーが魔法を使うところを覗き見してしまいます。そこで魔法の秘密を知ったココは、自身にも魔法が使えるのではと思い…。

魅力1:とにかく絵がきれい!

さすが東京芸術大学出とあってか、とにかく絵が綺麗でこれはもう芸術!と言いたくなるほど。緻密な線とファンタジーの世界観との相性が抜群で、見入ってしまいます。コマ割りされている絵も、実はつながっていたり、見開きや紙の本の特性を利用した構成だったりと、絵だけでも見ごたえ十分です。

つながっている絵についてコメントされている作者の白浜鴎さんのツイート

魅力2:魔法の発想が天才的!

魔法が出てくる物語は、映画にしても漫画にしてもアニメにしても、今までだいたい唱えたり杖を振ったりというのがお約束だったかと思います。私も魔法といえば唱えるものでしょ、と思ってました。でも、この「とんがり帽子のアトリエ」は違います。魔法は「描く」ものなんです!ペンに魔法のインクをつけて魔法陣を描く。魔法陣の中央「紋」で炎・水・光・風を決め、その周りの線「矢」でどんな形・大きさ・方向で現れるかを決め、それら2つを囲う円「陣」を閉じることで魔法が発現するのです!最初に漫画を読んだ時は、この発想に度肝を抜かれました。生まれた限られた人間しか魔法使いになれないというのは表向きで、実はペンと魔法のインク・知識さえあれば誰でも魔法を使えてしまうなんて、面白すぎますよね…!

とんがり帽子のアトリエ1巻より引用

魅力3:魔法を推理できるのが楽しい!

書いて魔法を発現させるので、今まで出てきた魔法で応用がきいたり、「矢」を少し調整したり両足の靴の裏に魔法陣を書いて空を飛ぶなど書く場所を変えるだけで1つの魔法陣がいろんな魔法に姿を変えるのもこの漫画の面白いところ!「あの時の魔法陣で応用できないかな?!」と考えながら読み進めることができるので自分も魔法使いになれたようなわくわくした気分を味わえちゃいます!

魅力4:かわいいだけじゃない!それぞれのキャラの葛藤・苦悩と成長が丁寧に描かれている!

キーフリーの弟子としてココ以外にも魅力的な仲間が他に3人いるのですが、その子達もそれぞれ悩みや思いを抱えています。そして何かの試練が降りかかると、1人ずつに焦点が当てられます。心理描写が丁寧に描かれているので、まるで自分のことのように入りこむことができ、それぞれがそれぞれなりに精一杯考え、乗り越え成長するのにはちょっとした達成感?のようなものを感じることができます。

「とんがり帽子のアトリエ」まとめ

いかがでしたか?「魔法を使ってみたいと憧れたことがある」そんな人にこそ是非読んでもらいたい漫画です。きっと、子供の時のワクワクした気持ちを思い出させてくれるのではないでしょうか?

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